ソムリエ・ワインエキスパート資格試験は難易度も高いですが、費用も高くつく試験の一つです。受験料に関しても分かりづらい点が多いので、受験にかかる費用、試験勉強にかかる費用とそれぞれをまとめてお伝え致します。
受験にかかる費用
一般価格と会員価格
まず、受験費用には「会員価格」と「一般価格」の2パターンがあります。
「会員価格」はその名の通り「日本ソムリエ協会」に入会している会員のみに適応される価格です。ソムリエ協会に入会してないない人は「一般価格」での応募になります。下記に、会員価格と一般価格での受験料を示します。
一般価格 | 会員価格 | |
受験料 | 25,440円 | 17,210円 |
「会員価格」の方が「一般価格」より安いのは「会員はソムリエ協会に年会費を払ってくれているから、受験費用を安くしますよ」ということですね。
また、一般の方は今回のソムリエ試験の応募と一緒に「ソムリエ協会に入会」することができます。その場合の受験料が以下になります。
受験申込+同時入会 | |||||
入会時期 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 |
入会費+受験費用 | 34,710 | 33,400 | 32,210 | 30,960 | 29,710 |
3月→4月→5月…と安くなっているのは、1年を通しての年会費から経過月×月額費を引いているからです。※あまり深く考える必要はないです
以上が「一般価格」と「会員価格」の違いですが、更に詳しく説明致します。
まず、上記で示した通り「一般」で受験される方はソムリエ協会に「受験と同時入会」ができますが、これは特に理由がない限りお勧めいたしません。入会したからといって問題が易しくなったり、合格しやすくなったりする事もありませんし、ソムリエは協会に入っていなければならないという事実もございません。
ソムリエ協会に入会すればいろいろな特典は確かにつきますが、入会の有無は試験内容には全く関係ないので現段階で入会する必要はありません。
※2018年1月入会より、2018年4月1日の時点で27歳以下の方であれば初年度の入会金・年会費が無料になりました。これに該当される方は「日本ソムリエ協会入会」を1月中に行い、2月以降に「受験応募」すれば「会員価格」での受験が可能となります。
また「二次試験から受験」と「三次試験から受験」という項目もありますが、これは過去3年間に「一次試験」もしくは「二次試験」に合格した方のみの対象となります。このページを見て頂いている方は「今回初めてソムリエ・エキスパート試験に受験する方」だと思うので、詳しい説明は講座内にて行います。
試験勉強にかかる費用
では次に、実際に試験勉強を始めるに当たり必要となる費用です。
主な勉強法の「独学」と「ワインスクールに通う」という勉強法と、当ワインコラーニングも一緒に比較していきます。
独学でかかる費用
他の勉強法と比べ、独学は費用を一番低く抑えられます。1冊2,000円ほどのテキストを4,5冊購入すれば最大の難関の一次試験対策としては成り立つので、合計1万円程度で用意ができます。
ワインスクールでかかる費用
ワインスクールに通うという勉強法が、一番費用が高くなります。まず、全15回ほどの講座費用として10万円前後必要になり、試験直前対策の特別授業などが1回1万円の別途料金が必要になったりします。
もちろん全てのスクールに追加費用がかかるわけではありませんが、スクールで勉強した人の一般的にかかった費用は10~15万円ほどだと言われています。
ワインコラーニングでかかる費用
ワインコラーニングは月額2,000円×7ヵ月の合計14,000円のみです。
全30回のテキスト、音声講座、二次試験対策、三次試験対策のすべてが付いています。これ以外の費用は一切かかりません。
各勉強法の比較と二次試験対策
上記内容を以下にまとめます。
費用 | |
独学 | 1万円前後 |
ワインスクール | 10~15万円 |
ワインコラーニング | 月額2000円×7ヵ月(合計14,000円) |
また、二次試験対策として+αの料金がこれにかかります。
ワインスクールでは二次試験対策込みの値段なので、追加費用はあまり必要にはなりません。しかし、これに試験直前対策(1回1万程)が行われる場合があるのでそれに参加すれば費用は高くなっていきます。授業料は高いですが、その分質の高いテイスティング勉強ができます。
独学では二次試験のテイスティングの勉強を自力で行わなければなりません。出題されそうなワインを自分で選び、購入し、勉強していきます。的外れなワインを買えばその分ロスになりますし、遠回りになってしまいます。独学ではテイスティング勉強費用として、+2、3万円は最低でも準備しておいた方が良いでしょう。
ワインコラーニングでも自分でのワイン購入とテイスティング練習になりますが、二次試験対策のテキスト、テイスティング動画をお送りし、お勧めのテイスティング練習用ワインもお伝えするので5千円ほどでテイスティング練習が行えるように努めています。
このように、どの勉強法でもテイスティングの自己練習は必要になってきます。そのため一概に「これだけの金額が必要」と言い切ることはできませんが、大体の金額は上記に示した通りになります。
まとめ
ソムリエ・ワインエキスパート資格試験の受験料は「一般価格」と「会員価格」に分かれており、ほとんどの人は「一般価格」での受験となる。
「一般」での受験と「会員」での受験で、試験内容には全く関係ないので特に理由がない限り「受験と同時入会」はおすすめしない。
勉強費用 | +αでかかる費用 | |
独学 | 1万円前後 | 2,3万円(最低) |
ワインスクール | 10~15万円 | あまりなし |
ワインコラーニング | 1.4万円 | 0.5~1万円 |
ワインスクールとワインコラーニングはサポートがしっかりしているが独学では自力で行わなければならない。よって、独学でのテイスティング勉強は費用がかさみやすい。
テイスティング練習は成長の手ごたえや実感がわかりにくいので、ワインスクールやワインコラーニングで講師に教わりながら勉強を進めていくのが一番の上達法である。
以上がソムリエ・ワインエキスパート試験にかかる費用の概要になりますが、あくまで「一般的にかかる費用」としてお伝えしていますので、参考としてお考えください。