【二次】テイスティングの基本

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テイスティングの基本についてですが、あくまでも試験的な意味合いで解説していきます。実際のテイスティングでは少し意味合いが変わってくる部分があります。

白ワインと赤ワインでほぼ似たような内容ですが、微妙に違うのでそれぞれ解説していきます。

実際に試験で使用されるテイスティングシートが下記内容です。
多少の変更はあり得ますが、大きくは変更しません。

 

 

試験においての基本的な考え方

二次試験は「品種」や「国」を当てる官能試験との認識が強いですが、実際のところそうではなくロジックで解いていく試験です。

というのも、半年や1年そこらで国や品種を当てるのは容易ではありません。実際に世界トップのソムリエを競うコンクール決勝でも、選手(ソムリエ)は品種や国など普通に外しています。実務的にも、協会的にも、品種や国当てには大して意味がありません。

それよりも重要なのはそのワインの背景、本質を見抜くことです。
二次試験はそこが問われているのです。

例えばテイスティングシートに記載してある「イチゴ」の香りが分からなくてもまったく問題ありません。

このワインはどういった環境で生まれ、どういった製造の工程を行い、それ故にどういった味わいになっているのかを判断するのが二次試験です。

 

ではロジックを考えていく上で基準とするものは何かというと、ワインの味が「濃い」のか「薄い」のかということです。濃いと薄いで表現すると語弊があるかもしれませんが、要は「味がしっかりしている」のか「すっきり飲みやすい」のかということです。

馬鹿馬鹿しく聞こえるかもしれませんが、これさえ分かれば、おおまかな道筋を立てることができます。

濃い味わい(薄い味わい)は品種からくるものなのか、産地からくるものなのか、醸造工程からくるものなのか、それを判断します。

大まかにいうと、
【濃い味わい】
品種的要素:味がしっかりした品種
地理的要素:暖かい産地や、新世界
工程的要素:シュルリーや、新樽で熟成

【薄い味わい】
品種的要素:味が繊細な品種
地理的要素:冷涼な産地や、先進国
工程的要素:特になし

といったことが判断できます。そこから、与えられた選択肢(シート)から何を選べばいいのかを理解(暗記)していれば答えられます。

試験で問われるのは「如何にロジックを解いているか」です。
つまり、「濃い味わい」なのに「薄い味わい」で使用すべき表現を選択肢で選んでいると配点は低くなります。
逆に言えば「濃い」か「薄い」かを判断して、それに見合った選択肢をちゃんと選んでいれば合格は難しくありません。

ここでは、「濃い」と「薄い」という二軸をベースに考え、その判断の仕方、選択肢の選び方を解説していきます。

解説の前に・・・

「濃い」と「薄い」という表現は曖昧なので、ご自身の分かりやすい表現に落とし込んでください。

例えば
濃い=フルボディ、飲みごたえのある、しっかりとした味わい、など
薄い=ライトボディ、サラっとした、アッサリした、など